トイプードルの寿命は何歳?
犬の平均寿命は14.1歳ですが、
トイプードルちゃんの平均寿命は何歳でしょうか?正解は15.4歳です。
犬全体の平均寿命と比べて、トイプードルは1.3年も長生きする犬種です。
トイプードルの平均寿命15.4歳を、人間の年齢に換算すると77.6歳。
日本人の平均寿命84.62歳(2020年)と比べると少し短く感じますが、トイプードルよりも平均寿命が長い犬種はいるのでしょうか?
人気犬種の平均寿命一覧表を作成しましたのでご覧ください。
トイプードルの平均寿命は全ての犬種の中でナンバーワン!
飼いやすい犬種として有名なトイプードルですが、実は平均寿命が1番長い犬種です。
ティーカッププードルや
タイニープードルの寿命は短い?
SNSや一部のネット記事で「ティーカッププードルは死にやすいから可哀想」などと書かれていますが、これは真っ赤なウソです。
トイプードルやティーカッププードルに限らず、小さい犬ほど長生きしやすい特徴があります。
犬のサイズと平均寿命を比較したグラフをご覧ください。
お分かりいただけましたでしょうか?
「超小型犬の寿命は短い」という事は全くの嘘であり、本当はその逆です。
小型犬や中型・大型犬に比べて、超小型犬の平均寿命は長いことがわかります。
もちろん、
十分なご飯を与えなかったり、
遺伝的な疾患が原因であったり、
悪質ブリーダーの元で病的に小さく産まれたワンちゃんの寿命は長くはないでしょう。
しかし、小さい犬だからといって寿命が短いなんてことはありません。
少なくとも弊社では、ティーカッププードルやタイニープードル等の身体の小さいプードルちゃんであっても元気いっぱいな長寿犬は沢山います。
トイプードルの最高年齢は?
弊社で現在も元気に生きているトイプードルちゃんの最高齢は18歳です。
数年前には推定20歳のプードルちゃんがいました。崩壊したブリーダーさんから保護した子でしたので正確な誕生日は不明でしたが、1〜2歳頃に保護して18年間は弊社で元気いっぱいに過ごしていましたので20歳にはなっていたと思います。
トイプードルの世界最高齢は、2012年にギネス記録を争っていたアメリカの"チチおじさん"ではないでしょうか。チチくんは推定24歳〜26歳であり、少なくとも22歳であったとの記録があります。人間の年齢に換算すると約112歳。
保護施設出身で出生証明書がなかったためギネスには記録されませんでしたが、トイプードルの最高齢ではないかと思います。
トイプードルを人間の年齢に換算!小型犬の年齢早見表
ライフステージ | 子犬期 | 成犬期 | シニア前期 | シニア後期 | |||||||||||||||||||||||
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犬の年齢 | 1ヶ月齢 | 2ヶ月齢 | 3ヶ月齢 | 6ヶ月齢 | 9ヶ月齢 | 1歳 | 1歳半 | 2歳 | 3歳 | 4歳 | 5歳 | 6歳 | 7歳 | 8歳 | 9歳 | 10歳 | 11歳 | 12歳 | 13歳 | 14歳 | 15歳 | 16歳 | 17歳 | 18歳 | 19歳 | 20歳 | 21歳 |
人間に換算 | 1歳 | 3歳 | 5歳 | 9歳 | 13歳 | 17歳 | 20歳 | 24歳 | 28歳 | 32歳 | 36歳 | 40歳 | 44歳 | 48歳 | 52歳 | 56歳 | 60歳 | 64歳 | 68歳 | 72歳 | 76歳 | 80歳 | 84歳 | 88歳 | 92歳 | 96歳 | 100歳 |
※トイプードルは、1歳半頃に成長を終え成犬になり、7歳頃から老化が始まるシニア犬になると言われています。ただし、人間と同じく犬の成長や老化には個体差がありますのでライフステージはあくまでも目安となります。
トイプードルに多い死因
犬の三大死因は「腫瘍」「心臓病」「腎臓病」ですが、
トイプードルも同じく、「心臓病」と「腎臓病」の死因が多い傾向にあります。
しかし、犬の三大死因の1つである「腫瘍」については、他の犬種と比べて、トイプードルの死因に少ない特徴が報告されています。
まだまだ調査段階ですので「トイプードルは腫瘍に強い」とは断言できませんが、
トイプードルの寿命が最長である1つの理由かもしれませんね。
トイプードルが気をつけたい病気
ネットで「トイプードルがなりやすい病気」などと検索すると、あれやこれやと沢山の病気が書かれています。
しかし、冒頭でご紹介した通りトイプードルは長寿で病気に強い犬種です。
トイプードルだけが突出してかかりやすい病気はありません。
とはいえ、小型犬や垂れ耳の犬種が共通してかかりやすい病気はトイプードルも気を付けた方がよいでしょう。
骨や関節の病気 | 骨折、膝蓋骨脱臼(パテラ)、レッグペルテス |
---|---|
外耳炎や皮膚疾患 | 外耳炎、膿皮症、アレルギー性皮膚炎 |
目の病気 | 白内障、進行性網膜萎縮症(PRA) |
内分泌の病気 | 糖尿病、クッシング症候群、甲状腺機能低下症 |
生活環境やライフステージによっても気をつけるべき病気は異なりますし、まず最初に健康な子犬を迎える事が大切です。
トイプードルの遺伝性疾患について
トイプードルだけでなく、ミニチュアプードルからスタンダードプードルまで全てのプードルちゃんには以下3つの遺伝子検査が推奨されています。
検査項目 | 疾患概要 |
---|---|
DM 変性性脊髄症 | 最初に手足が動かなくなり、発症から約3年で呼吸麻痺により死亡する遺伝性神経疾患の1つです。発症年齢は10歳以上とされています。 好発犬種はジャーマンシェパードやボクサー、コーギーペンブロークなど |
PRA 進行性網膜萎縮症(prcd) | 目の奥にある光を感じる細胞が徐々に機能を失い、最終的に失明する遺伝性眼疾患です。6歳までの発症が多いと言われていますが年齢は様々であり、症状の進行速度も数週間〜数年間と幅があります。 好発犬種はミニチュアダックスフンドなど |
vWD フォンヴィレブランド病 Type1 | 血が止まりにくくなる遺伝性血液疾患です。症状の軽いType1以外にも、より症状が重く死亡リスクのあるType2やType3まであります。 多くの犬種で確認されていますが、コーギーやドーベルマン、スコティッシュテリアの発症率が高いとされています。 |
犬種ごとに推奨される遺伝子検査の項目は異なりますが、いずれの犬種においても遺伝子検査は子犬ではなく両親が受けるべき検査です。検査をする理由は、遺伝性疾患に苦しむワンちゃんを増やさない為であり、産まれてくる子犬の健康の為に行います。
弊社では交配前に両親犬の遺伝子検査を行っておりますので、産まれてくる子犬ちゃんが健全なのは当然です。
ペットオークションや悪質ブリーダーから仕入れるペットショップでは販売前の子犬ちゃんに遺伝子検査を受けさせるようですが、仮に遺伝性疾患が見つかった子犬はどうなるのでしょうか?
家族に迎えるワンちゃんを選ぶ際は、子犬を選ぶよりも前に信頼できる販売店を見極める事が大切です。弊社では親犬候補すべてのトイプードルちゃんが遺伝子検査を受けておりますのでご安心ください。
長生きの秘訣はたった1つ
ここまでトイプードルの寿命や気をつけたい病気についてご紹介いたしましたが、最後に愛犬の長生きの秘訣をご紹介いたします。
動物病院カルテデータを元にした調査によると、長寿犬には以下のような特徴が多いことがわかりました。
- 毎日散歩をする
- 毎年予防接種をする
- 同居動物を飼う
- 手作りご飯をあげる
反対にオス犬とメス犬に寿命の差は認めらず、どれだけの愛情や手間をかけているかを示す項目で寿命の差が認めらました。
犬の老化に関する最新の調査"Dog Aging Project"においても「犬は人間や動物と交流することで健康に年を取ることができる」ことがわかっています。
愛犬に長生きしてもらうには、
「たくさん愛情を注ぐ」
これに尽きると思います。
トイプードル専門店の弊社が創業当初から1番大事にしていることです。
親犬やブリーダーからたくさんの愛情を受け取り、大切に育ててくださる飼い主様にお迎えいただく子犬ちゃんは、生涯に渡って健康でとびきり可愛く育つと私たちは考えています。
ワンちゃんは単なるモノではなく、生命や心があります。
犬を家族に迎える際は、信頼できるお店で子犬ちゃんをお迎えすることを強くお勧めいたします。
健康で可愛いトイプードルの子犬をお探しの方は、是非1度ご見学に起こしください。
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参考文献:動物病院カルテデータをもとにした日本の犬と猫の寿命と死亡原因分析 / 2022年全国犬猫飼育実態調査 / Dog Aging Project / 家庭どうぶつ白書2022 / Uncle Chichi’s Last